芍薬 大判FUJINONの魅力


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芍薬である。前々回の写真現像が上がってきた。2400dpiでスキャンしたら7000×5000で24Mにもなってしまったので、渋々縮小している。大きいのを是非ご覧あれ。

大型写真機を使っているとはいえ、フィルムの現像代の問題もあり、ホイホイ撮れるのはどうしても120のロールフィルムになってしまう。が、Sinar 67のお陰でほぼ4×5と同様のスタイル(シャッター閉じる→ピントグラスの間に突っ込む→撮影)を貫く事ができ、非常に助かっている。

最近改めて思ってる事は、FUJINONって何て素敵な描写なんだろうという事だ。周囲に見せてもHASSELBLAD Planar CFE 80mmよりも高評価をもらう事が多いのである。かくいう私自身もフジノンの方が好きである。

細かいところを20倍ルーペで覗くとPlanarの方がカリッとしている一方、FUJINONは比較的ほんわかしている。しかし、作品全体を見るとあら不思議、FUJINONの方が「余裕」を見せつけてくれる感触を抱く。

これは6×6に対して6×7というフォーマットの違いも多少あるかもしれないが、それにしても大判レンズの極めてノーマルな写りは本当に好感度が高い。35mm判の異様にゴリゴリでカリカリな写りに慣れてしまうと、大判レンズの普通な写りは別次元とも思える。

何でそういう風に感じるのかはさっぱり判らないのだが、感触的には私の好きなOM ZUIKO 90mm F2 MACROに近い柔らかさと強靱さ(ともちょっと違うが何となく似てる)風でもある。

昨日我が家に参加したCM FUJINON 250mmもどのような写真をフィルムの上に結像してくれるのか、非常に楽しみである。

いやー大型写真って楽しいなぁ。芍薬はもう咲き終わり、大濠公園は紫陽花が咲き始めている。


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