毎年この時期の風物詩ですが、ジャストシステムのATOKの最新版、ATOK 2009 for Macが我が家に到着致しました。今年はWindows版の購入をスキップしていたので、Mac/Winの同梱版を初めて選擇致しました。
私の環境はほぼ99%Macに公私とも移行してしまったため、Windows版の必要性はほとんど無いんですけど、ごくまれにWindows機を使はねばならぬ事が起きるため、致し方なく買っているといふのが實狀でございます。ほんとはMac OS Xに一太郎があればいいんですけど、もはや復活することは萬が一にも無ささうな感じですので諦めております。
なお、今回のバージョンアップの目玉はなんと正字正假名(舊字舊假名といふ不名譽な俗稱與へられておりますが)對應です。私の爲に機能向上が圖られたのではと邪推してしまふくらい有り難き機能です。ただ、「きうじきうかな」と打っても「舊字舊假名」といふ變換候補は出てこないので、暫定對應といふ感じでせうか。まあ、無いよりマシなので標準辞書の擴充を希望する次第でございます。
ちなみに毎年書いてる気がするんですが、私のATOK歴はPC-9801の一太郎Ver.3(ATOK 7内蔵)からでして、學生の頃なけなしのお金を拂って一太郎Ver.5/三四郎Ver.1のジャストウィンドウ2セット(ATOK 9内蔵)を購入したのがきっかけでございます。ジャストシステム側にはここからの登録履歴が私のユーザーIDで殘っており、そこから一太郎Ver.6(ここからWindows 3.1へ移行)、一太郎Ver.6.3、一太郎Ver.7(ここからWindows 95對應)、Ver.8、Ver.9、Ver.10・・・とひとつのバージョンも飛ばさず毎年毎年忠實に税金を投入しておりまして、今年でATOK 22相當なので、何と13回もバージョンアップしております。しかもATOK 14からMac版(OS 9/OS X同梱版)も購入している上、途中でLinux版ATOK Xやらなにやら買ったので、20本以上のATOKを買ってます。何といふカモ(笑)
どっちにせよ、私の漢字變換歴はPC-8801mkIISRのキャリーラボ製JET-88やCASIOやEPSONのボロいワープロで遊んだ以外は、PC-9801付属のN-88日本語BASIC(86)付属のNEC AI漢字變換で學習した以降、全てATOK。MS IMEやらことえりやらは(緊急回避手段以外)全く使ひ込んだことがない、なんて話をすると周圍から變人扱ひされるのですが、私からすればIMEの寒い現狀を考慮した場合その正反對に見へるのでお互い様でございます。
なお毎年凝った包装だったMac版でしたが、今年からシンプル包装へと變更。いや去年からからですかね? 毎度速攻で捨ててたのでこれで結構です。ハコがでかいのが勿體ないので、DVDのケース辺りでとどめておいて貰う方がいいんですけどね。賣り場で目立たなくなるから難しいんでせう。
いずれにせよ、善良なる國民たるやATOKを一度使ってみる事をお奬め致します。試用版もあるのでどうぞ。ってATOKしか使ってない人が言っても説得力無いですなぁ。上手い具合に皆様使って頂ければATOKの將來、といふかパソコン上の國語の將來も安泰なんですが。また、いつかATOKを超へるIMEが登場することも併せて期待しております。お前が作れよ、と言はれさうですが、ここはひとつ國語の専門家にお任せしたく。素人が想像で手を出すのは罰が當たりさうです。