さてGT-X970はどこまで
4×5の大判寫眞をスキャンできるか?といふ事に俄然興味が出てきたので、試しに最高性能でスキャンしてみることにしました。
最初の生け贄は5月に撮影に行った横濱は三溪園の4×5リバーサルでございます。フィルムはFUJICHROME Velvia 50。暗い雰圍氣の意圖でしたので、元々アンダーになっとります。
スキャンしたパソコンの環境:
- Apple Mac Pro 2 x 2.66 GHz Dual-Core Intel Xeon
- OS: Mac OS X 10.5.7
- メモリー: 5GB 667MHz DDR2 FB-DIMM
- スキャナー: EPSON GT-X970 USB接続
- スキャンソフト: EPSON Scan 3.2.5J (Universal)
スキャナーの設定
- フィルム(フィルムエリアガイド使用)←実際にはフィルムエリアガイドは使わなくてもOK
- ポジフィルム
- 48bitカラー
- 4800dpi
- アンシャープマスク:中
- sRGB
- TIFF保存
環境と設定はこんな感じで、とりあえずフィルムをガラス面にベタおきして、プレビュー後本番開始。残り時間は19分。そのまま朝飯喰ってたので實時間はどんなもんか知りませんが・・・
さて上がってきた結果を見てびっくり。TIFFファイルは2.57GBytes(笑)。2.57メガじゃないですよ、ギガ。もう笑うしか無いサイズです。一層DVD-Rに畫像一枚しか入らないんじゃしようがないですなぁ。
で、このファイルをPhotoshop Lightroom 1.4.1で認識しようとしても、サイズがでかすぎてエラー。現行バージョンの2であれば開ける可能性はありますが不明です。
しようがないので、Photoshop CS3で開くことに。開き始めて畫像が出るまで概ね3〜5分くらいかかりました。これは日常作業では既に非現實的な処理時間でせう。遅ぇ。が、無事開けました。フィルムがカールして反ってしまいました。こらぁ無反射ガラス等で押さえんなら厳しかですばい。
開いた後に畫像サイズを見たら、24,000 x 19,200 pixels。ええと、460,800,000畫素。4億6千萬畫素。もうアホかと。澁谷驛の壁面廣告ならまだしも、趣味人のわたしにとっては一體何に使うのか不明なデカさです。
そこから擴大してみました。まだまだOK。
さらに擴大してみた。まだまだドンと來いや〜
もっと擴大してdot by dot。これが最高って所です。ううむ、立派に解像しとる。瓦の凸凹や瓦を留める針金のクルクルも見えます。素晴らしい。
dot by dotでのフィルムの枠にある「RVP 50」の部分。でけぇ。
また別の部分。左上の針金で押さえてる部分。これも立派に解像してます。
といふことで、10枚約3000円、1枚300円+現像代350円で比類無き解像度と安定した寫眞を得られる大判4×5は、やはりわたし的にはコストパフォーマンスは最強の部類に入るのではといふ結論に達しました。自己滿足以外の何物でもないですな。大判最高。
コメント
“渾身の大判寫眞スキャン GT-X970篇” への1件のコメント
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