今年から始めた大型寫眞機ですが、レンズはこれまでCM FUJINONの150mm一本槍でございました。そりゃそれでいいんですが、きっと撮ってるうちに「ああ、長玉持っとけばよかった〜(T-T) 」といふ目に遭うことは容易に想定できました。
WISTAの標準蛇腹は概ね300mmまで伸びるみたいなので、その範囲内で最も長いレンズは・・・といふことで色々探しましたが、フジノンで揃えようと決めた事から、素直にテレタイプのFUJINON T 400mm F8にする事に致しました。このレンズ、WISTAの限界に近い260mm程のフランジバック(蛇腹の長さ)が必要になるものです。
テレタイプのFUJINON Tタイプは、年代的に數種類あるやうで、(1)鏡筒が括れたタイプのもの、(2)鏡筒が眞っ直ぐになってシャッター輪が銀色のもの、(3)(2)と同じだがシャッター輪が黒色のもの、と分けられるのかな? あとはEBCコーティングの有無やシャッターユニットがコパル以外のもの等でさらに數種類、と想定します。ここで選擇したのは、無論(3)の最終形態。一番新しくて最終型のものです。
ただ、殘念ながらこのレンズは既に生産中止のやうで、新品で入手不可。どこかにデッドストックが落ちてるかもしれませんが、ケチケチ大作戰繼續といふことで、安價なブツを物色。奇蹟的に超安價で極美品をゲット致しました。偶然にもレンズボードがWISTA純正のもので、藤の家紋入りです。これは素晴らしい。記念にWISTA 45 SP本軆に付けてみた畫像も掲載致します。
畳んだ狀態。WISTAの藤の家紋がピントフードにあります。
本軆をガバッと開き・・・
前枠をズズズイーッと引っ張って蛇腹を260mmほど延ばして・・・
FUJINON T 400mmを装着して完了! 簡單でせう?
大艦巨砲主義、大は小を兼ねる、そんな言葉が浮かんできます。