本日発売のIDG社ITアーキテクト誌vol.23から、新連載を開始致しました。お題は『サービス指向で挑むシステム統合』です。
連載では、いわゆるSOA型の既存システム統合を行う際、何をしなければならないのか、何が必要なのか、そしてどこで躓くのか、といふ点を中心に、業務分析の結果を基にしてその後のシステム設計・構築までのプロセスを解説するものになっています。
この手の連載や書籍はこれまでもありましたが、ここしばらく私の方のテーマになっている、新システムではなく「既存システム」の、新規開発ではなく「修正」といふ、現実のプロジェクト形態に沿った内容となっている點が違うだらう、と思っております。
あとは、プロセス自体についても。一応enThology(エンソロジー)といふ手法を解説する趣になっているんですが、あくまでその外枠はIPAのSECが策定した『共通フレーム2007』を使っておりますので、その一例としても参照可能となっております。これを基としてオリジナルの手法を考えてみるのも面白いでせう。かういふ手法は、外枠だけでも共通言語として語れるやうになるのが望ましい、と常々思っております。
あまり書店に置いてない、どちらかといふと業界紙に近い位置づけの本になりますが、もしご興味があれば手にとってごらん頂ければと。